愛犬はかわいいけれど、抜け毛の処理は大変です。トイプードルなど長毛種は抜け毛が多い時期になると、掃除を頻繁にする必要があり、大変ですよね。
我が家では狆とトイプードルの長毛種ミックスのため、抜け毛処理に追われています。経験を踏まえ、トイプードルの抜け毛の時期、原因、対策を解説します。
トイプードルの抜け毛が多い時期はいつ?
トイプードルは通常、春と秋の換毛期に多くの毛が抜け落ちます。この時期には、古い被毛から新しい被毛に生え変わり、グレードアップしていきます。
この時期、トイプードルは大量の毛が抜けます。抜け毛は、数週間から1ヶ月以上続くこともあります。抜け毛の量には個人差がありますので、家の中にペットの毛がたくさんあることを想定しておくことが大切です。
トイプードルの抜け毛対策
トイプードルの抜け毛を最小限に抑えるためには、いくつかの工夫が必要です。ここでは、トイプードルの抜け毛を減らすためにできる対策についてご紹介します。
ストレスを減らす
抜け毛の時期には、トイプードルのストレスを軽減してあげることが大切です。ストレスは抜け毛を悪化させる原因になるので、リラックスして過ごせるようにすることが大切です。
トイプードルと一緒に遊んだり、1日の活動量を増やしたりしてみてください。
部屋を清潔にしてノミダニ対策
トイプードルのいる部屋を清潔に保ち、ノミダニが発生しないようにすることで、抜け毛を減らすことができます。掃除機をこまめにかけると効果的です。
また、ノミダニを駆除する専用のスプレーや自然療法を使用することで、抜け毛を減らすことができます。
こまめにブラッシング
抜け毛を減らすには、定期的にブラッシングをするのが一番です。ブラッシングをすることで、余分な毛が取り除かれ、家中に毛が散らばるのを防ぐことができます。
トイプードル専用のブラシを使うと、毛の奥まで届き、抜け毛をより多く取り除くことができます。
シャンプーを定期的に
トイプードル専用のシャンプーで定期的にシャンプーしてあげると、抜け毛を減らすことができます。化学物質が含まれていないシャンプーは、皮膚を刺激して抜け毛を増やす可能性があります。
洋服を着せる
寒い冬には、トイプードルに暖かいセーターやコートを着せてあげると、抜け毛を減らすことができます。これは、服がトイプードルの毛をほぐし、毛が飛び散るのを防ぐためです。
被毛対策のドッグフード
トイプードルには、被毛の保護に特化したフードを与えることで、抜け毛を減らすことができます。ビタミン、ミネラル、脂肪酸を含むフードを選ぶと、健康で丈夫な被毛を保つことができます。
こまめなトリミング
トイプードルの被毛は、定期的にトリミングすることで抜け毛を減らすことができます。なぜなら、トリミングをすることで、枝毛や傷んだ毛を取り除くことができるためです。
さらに、トリミングで余分な毛を取り除くことで、抜け毛の量をさらに減らすことができます。
トイプードルの抜け毛の原因
トイプードルの抜け毛には、さまざまな原因があります。原因を知ることで、より良い対処や再発防止につながります。ここでは、トイプードルの抜け毛の原因として代表的なものをご紹介します。
換毛期
トイプードルの抜け毛の主な原因は、脱皮の時期です。脱皮の時期は通常、春と秋に行われ、犬が新しい毛に生まれ変わるために毛が抜けることが特徴です。
トイプードルの換毛期は、通常2週間から4週間ほど続きます。この時期には、こまめにブラッシングをして、毛が早く抜けやすくしてあげることが大切です。
ストレス
トイプードルの抜け毛の原因には、ストレスもあります。ストレスは、日常の変化、他のペットとの衝突、新しい生活環境、トラウマなど、さまざまなことが原因で起こります。トイプードルがストレスを感じると、毛が抜け始めることがあります。トイプードルが健康で抜け毛のない生活を送るためには、落ち着いたリラックスできる環境が必要です。
ホルモンバランス
トイプードルの抜け毛の原因として、ホルモンバランスの乱れも挙げられます。トイプードルのホルモンバランスの乱れで最も多いのは、甲状腺の機能低下が原因で起こる甲状腺機能低下症です
。甲状腺から十分なホルモンが分泌されないと、動物の毛は思うように伸びません。その結果、抜け毛が多くなり、被毛が薄くなります。
アレルギーや病気
アレルギーや病気も、トイプードルの抜け毛の原因になります。アレルギーの原因は、ノミに刺された、食べ物のアレルギー、環境の刺激物など様々です。トイプードルがアレルギー反応を起こしている場合、毛が抜け始めることがあります。
また、疥癬や細菌感染などの病気も、トイプードルの脱毛につながることがあります。これらの症状がある場合は、すぐに獣医さんに連れて行き、適切な診断と治療を受けることが大切です。
トイプードルの毛の種類
トイプードルは巻き毛が特徴的ですが、毛のタイプはダブルコートとシングルコートの2種類があります。ダブルコートは、2層構造になっていることが多い被毛です。
外側の被毛が内側の被毛よりも長いので、外敵からトイプードルを守り、保温する効果があります。
シングルコートは1層の毛で、通常ダブルコートに比べて短く、密度も低くなっています。適切なお手入れをするためには、自分の愛犬がどの毛質なのかを知っておくことが大切です。
ダブルコート
ダブルコートのプードルは、最も一般的に見られる被毛です。毛が長くて豪華なのが特徴で、定期的なグルーミングが必要な場合が多いです。
ダブルコートのプードルは、通常、季節ごとに毛が抜けます。この時期には、家の中の毛がいつもより多くなっているのを見つけることがあるかもしれません。
抜け毛を少なくするためには、定期的なブラッシングとグルーミングを怠らないこと、そしてトイプードルを頻繁にお風呂に入れてあげることが大切です。
シングルコート
シングルコートのプードルは、ダブルコートのプードルよりも被毛が短く、小型のプードルと間違われることが多い品種です。ダブルコートのプードルほど抜け毛は多くなく、グルーミングの回数も少なく済みます。
シングルコートのプードルは、通常、季節の変わり目に1年に1、2回毛が抜けるだけです。しかし、抜け毛や毛玉を防ぐために、定期的にブラッシングやグルーミングをすることが大切です。
トイプードルの抜け毛には個体差が大きい
被毛の種類に関係なく、1年中抜け毛があるトイプードルもいれば、まったく抜け毛がないトイプードルもいます。トイプードルの抜け毛がいつもより多い場合、ストレス、アレルギー、栄養状態、あるいは基礎疾患など、さまざまな要因が考えられます。
何かおかしいと思ったら、できるだけ早く動物病院に連れて行き、診察してもらうのが一番です。
まとめ
トイプードルの抜け毛は、さまざまなことが原因で起こるものです。抜け毛の時期や原因を知ることで、より効果的な対処ができ、抜け毛のない健康な子犬を維持することができます。
換毛期にはこまめにブラッシングをし、ストレスのない落ち着いた環境で過ごすことで、子犬の毛並みを一年を通してベストな状態に保つことができます。
毎日忙しい中でのケアは大変ですが、かわいい愛犬のためにお手入れをしてあげましょう。
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