犬を飼っていると、気になるのが犬の臭いです。人から「犬の匂いがする人」だと思われていないか、気になりますよね。
自分では部屋で飼っている犬の匂い対策をしているつもりですが、鼻が慣れてくるのが普通です。管理人も、犬を飼いたての頃は家が臭い気がしていましたが、最近では何の匂いも感じずちょっと不安になることもあります。友人には犬臭くないとは言われますが…。
この記事では、犬臭い、犬の匂いがきつい、犬の匂いがする人だと思われないよう、犬の臭い対策を徹底的に解説します。
部屋の犬の臭いの対処法
室内で飼っている犬の臭いは、自分ではなかなか気が付きにくいものです。できることは下記の方法を徹底すること。
- トイレやハウスの清掃
- 使用後のペットシーツは密閉ゴミ箱に捨てる
- 掃除機は毎日かける
- 犬のおもちゃやクッション、毛布はこまめに洗濯
- カーテンも時々洗濯する
- シャンプーを定期的に行う
- 体をこまめに拭く
- 歯磨きをこまめに行う
- トリミングを定期的に行う
- 空気清浄機を使用する
- ペット用の消臭スプレーや芳香剤を使用する
自分では気を付けているつもりでも、鼻が慣れてくるため、徹底した清掃や清潔を心がけましょう。ちょっとやりすぎと思うくらいであれば、人から犬臭いとは思われないはずです!
特に注意が必要なのは、トイレの後始末です。何回もペットシーツがおしっこを吸収するとは言っても、臭いは残ります。極力毎回変えるようにしましょう。
犬の臭いが発生するのはなぜ?
犬の体臭の原因はいったいなんでしょうか。
犬の臭いの原因①皮脂を含んだ汗
犬は人間のように汗をかくわけではありませんが、体臭の主な原因は「皮脂を多く含んだ汗」です。
犬の汗腺はエクリン腺、アポクリン腺の2種類が存在しています。エクリン腺は足の裏などごく一部に存在し、アポクリン腺は全身に存在します。
アポクリン腺からは脂肪分を多く含んだ汗が排出されます。皮脂が空気に触れて、アポクリン腺から出された汗と混ざって酸化するため、独特の犬臭さが生じるのです。
菌が繁殖しやすくなる高温多湿の夏は、特にワンちゃんの臭いは強くなりますよね。
犬の臭いの原因②口臭
犬の臭いの原因二つ目は、口臭です。犬もデンタルケアをしないと、歯垢や歯石が溜まりニオイが発生してくるのです。
口臭は臭いだけでなく、歯周病や歯肉炎の原因にもなるため、しっかりと取り除きたいところですよね。
犬の臭いの原因③耳の臭い
垂れた耳の犬では、耳の中をしっかりケアしてあげないと、外耳炎になりやすいだけでなく、臭いの原因にもなります。
我が家の愛犬は狆のミックス犬のため、見事な垂れ耳です。耳掃除をしようと、耳をめくった瞬間何とも言えない臭いがしてきます。
そしてやたら脂っぽのが特徴です。人間のジメジメタイプの耳垢の臭いがするといったらイメージしやすいかもしれませんね。
犬の臭いの原因④排泄物の臭い
排泄物であるおしっこや便は臭くて当然ですが、特に長毛種の場合、毛が長くなってくると毛についた排泄物がアンモニア臭の混じった体臭になってしまいます。
また、排泄物自体が強烈なアンモニア臭になる場合、腸内環境が悪くなっている可能性があります。
消化しにくい穀物を多く含んでいたり、添加物の配合が多かったりする餌を与えている場合は、餌を見直すとよいでしょう。
犬の臭いの原因⑤肛門腺の臭い
犬の肛門腺は、非常に強烈な匂いの分泌液が溜まる構造になっているため、分泌液が溜まり過ぎるとお尻から非常に強烈な匂いがしてきます。
肛門腺からの分泌物は、興奮したとき、お腹に力を入れたとき、排便のときに排出されることがあります。そのとき、やたら肛門周りが臭いと感じるかもしれませんね。
小型犬は肛門腺の分泌物が溜まりやすいため、うまく分泌できないときは定期的に肛門腺絞りをするとよいでしょう。
犬の臭いを改善するおすすめの空気清浄機
犬の臭いが気になる場合は、空気清浄機を必ず使用しましょう。人間のアレルギー対策にもなりますし、玄関を開けたときの臭いが全然違います。
管理人のおすすめは、ダイキンうるるとさららです。空気清浄機は、室内よりも対応畳数が広くないと効果が得られませんが、ダイキンは対応畳数が大きいものが多いです。
また、日本は四季があるため、季節によって除湿や加湿の必要がありますが、室内に空気清浄機、加湿器、除湿器があると場所を取り過ぎます。1台で済むのはダイキンか、プラズマクラスターしかないのですが、対応畳数が大きく効果が感じやすいため、ダイキンうるるとさららが気に入っています。
難点はちょっとお高いことですが、フィルター交換も不要で手入れが楽ですし、動作音が静かなため、寝室でも思いっきり使えるため、効果を考えると妥当な金額だと思いますよ。
カーペットについた犬の臭いの対処法
犬を飼い始めの頃は、ワンちゃんもトイレを失敗してしまうため、カーペットに犬の臭いが残っている可能性もあります。それは、人から犬臭いと思われる原因に…。
カーペットは臭いを吸着しやすいため、しっかりと臭いを取り除きましょう。
カーペットについた犬の臭いを取る方法
- 可能なら洗濯
- 洗濯できなければ部分洗浄
- クエン酸や重曹を活用
- 消臭スプレーを使用
- 熱湯やスチームクリーナーを使用
カーペットの犬の臭いを落とすときは、漂白剤を使用しないように注意しましょう。万が一、漂白剤を犬が舐めてしまうと粘膜への刺激があり、嘔吐、よだれ、ただれ、流涙、吐血といった症状を引き起こし、死に至る可能性まであるためです。
犬に安全な方法で臭いを取るようにしてくださいね。
犬の臭い対策・まとめ
犬の体臭には皮脂の混ざった汗や口臭、排泄物などさまざまな原因があります。
こまめな体のケアやトイレの清潔維持を行い、体臭を軽減できるようにしてあげましょう。
犬臭い人と言われないためには、部屋の清潔を保つことも重要です。こまめに掃除をし、空気清浄機を利用しましょうね。
カーペットや犬の毛布、おもちゃなど布類には臭いが染み込みやすいため、犬にも使用できる消臭スプレーを利用して臭いの原因を絶ちましょう。犬の匂いを消す方法は、日々の継続が関心ですよ。
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