「LoveSilky悪い男～軒の雨の誘惑～story10」のネタバレあらすじと感想「富丘、大激怒」

「LoveSilky悪い男～軒の雨の誘惑～story10」では、千夏のストーカーの1件で距離を縮めた2人。しかし、千夏は周りから悲しい現実を突きつけられ、身も心もボロボロに。果たして、千夏の許されない恋の結末とはー。

「LoveSilky悪い男～軒の雨の誘惑～story10」のネタバレあらすじと感想をまとめます。

「LoveSilky悪い男～軒の雨の誘惑～story10」のネタバレあらすじです。

千夏は、芹沢との出会いを考えていた頃、ちょうど芹沢から電話がかかってきます。千夏は変なものを送ってきて、と芹沢に怒りますが、いつも通り、芹沢の口車に乗せられて納得する千夏と、愛を確認し合う2人なのでした。

9年前、千夏はまた富丘へ、お使いでグラウンドまで足を運んでいました。富丘を待っている時、コーチから、うちの若いのと付き合わないかと声をかけられます。千夏は一瞬顔が強ばります。

そして、はっきりと、遊びにグラウンドに来ている訳では無いと怒ります。その事について富丘はなんて言っていたのかと千夏が問いかけると、コーチは富丘が千夏に変な声をかけるなと怒られた事を思いだします。

ですが、コーチはそんなことを言えず、富丘も賛成で、年の離れた妹に、幸せになってもらいたいと富丘が言っていたと言います。

千夏は妹という言葉に更に傷つき、コーチに不愉快だと言い返しました。その後、コーチは千夏との会話の事を富丘に話します。

富丘は怒りますが、コーチは千夏に幸せになってもらいたいと思ってるだろ？と聞くと、心の中で、千夏の事を妹だなんて思ってない、他の男に笑いかけるのさえ嫌なのに、とため息をつくのでした。

神戸本社では、上司と富丘が、千夏のストーカーについて話し合っていました。上司から、千夏のストーカーは、別会社の社長の息子で、弊社の社長と仲良しだから、いっそ千夏と縁談にしてはどうかともちかけられます。

淡々と縁談話を進められていくうちに、富丘は怒りが抑えられなくなり、上司だと言う事も関係なく、批判し、怒鳴ります。

ストーカーで悩んでいるのに、なんで縁談になるのか、と、女の営業なんて要らないといったくせに、千夏をグラウンドまで使いに行かせること、上司が守ってやらないでどうするんだ、と一喝します。

その頃千夏は至急の用事で上司の元を訪れる所でした。そこは富丘や、上司達が対談している部屋です。千夏が入ろうとすると、富丘の声が聞こえます。

それは千夏がグラウンドにくると、迷惑だから辞めてくれ、という内容でした。千夏は一瞬固まりますが、中に入り上司に用事を取り次ぎます。

富丘は会話の内容を聞かれたと思って、弁解しようと千夏を探し回りますが、千夏は見つかりません。千夏は人知れずトイレで涙を流していました。

現在、千夏のマンションのポストに、芹沢からの婚姻届が届いていました。陽の当たる道を歩こうと言ってくれた芹沢を思い出し、千夏は一呼吸おいて、婚姻届にサインしました。

若かりし頃の千夏が沢山拝めた回でした。現在の千夏も、とても芯が通っていますが、若かりし頃の千夏も、思った事をきちんと発せられるカッコイイ女の子でした。

確かに思いを寄せている人から誰か他の人を紹介するだとか、妹だとか言われたら、悲し過ぎます。会議室での、千夏をグラウンドに来させないでという言葉は、千夏に追い打ちをかけました。

しかしながら、上司にも刃向かっていく富丘の強さは、千夏の事を妹以上、女として見ているからこそ、理性が抑えられず、暴言を吐いてしまったのかもしれません。ストーカーと縁談だなんて、こんな最悪な話は有り得ません。

そして、芹沢から婚姻届が届きました。芹沢サイドからしたら、早く籍を入れて、千夏を奪いたいのか、そんな感じがしました。果たして、婚姻届を提出する日はいつになるのでしょうか。